
隣の家の少女 ジャック ケッチャム
内容(「BOOK」データベースより)
1958年の夏。当時、12歳のわたし(デイヴィッド)は、隣の家に引っ越して来た美しい少女メグと出会い、一瞬にして、心を奪われる。メグと妹のスーザンは両親を交通事故で亡くし、隣のルース・チャンドラーに引き取られて来たのだった。隣家の少女に心躍らせるわたしはある日、ルースが姉妹を折檻している場面に出会いショックを受けるが、ただ傍観しているだけだった。ルースの虐待は日に日にひどくなり、やがてメグは地下室に監禁されさらに残酷な暴行を―。
キングが絶賛する伝説の名作。
●感想
主人公デイヴィッドが実の両親よりも、隣人のルースと仲良く、その息子と親友というところが、この話のミソだと思う。彼は隣人にもメグにも嫌われることもできず、ただ傍観するか逃げ出すしかないという状況が辛い。最後の方の虐待シーンは結構人によっては辛いかもしれない。ルースの狂っていく様子と、歯止めの利かなくなった子供たちの描写が恐怖感を煽る。
ただ翻訳ということで、シンプルに書かれているのが物足りなかったかな。

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない 桜庭 一樹
出版社 / 著者からの内容紹介
GOSICKの桜庭一樹、新境地青春暗黒ミステリー
鳥取の片田舎に生きる女子中学生・山田なぎさ。父は他界し、母のパート代でなんとか暮らしている。どこにでもいる少し不幸な少女と、自分を「人魚」だと語る、謎多き転校生(海野藻屑)との奇妙な友情を描く青春暗黒ミステリー。
●感想
「少女には向かない職業」と似たような感じで読みやすいが、青春暗黒ミステリーというだけあるので。
絵柄からは予想できない展開が進むが、美少女ということもあって何となく非現実的で、それほど悲壮的には感じない。
バスのシーンなどで、海野藻屑の正体に薄々と気づくのだが、主人公なぎさが藻屑の真実を知ったシーンは切なかった。しかし、最後のシーンがこれまたアッサリしていたなぁと感じた。
ティーンの少年少女が読んでみるにはいいかもしれない。
「桜庭一樹」は本を読めばわかると思うけど女性です。しかし、「山田桜丸」名義で「EVE The Lost One」のゲームシナリオしてるとは知らなかったw でも、EVE(剣乃ゆきひろ)の続編は駄作ばかりと聞いてるんだけど… まあ噂じゃ監督は悪いらしいけど。

絶望系 閉じられた世界 谷川 流
内容(「BOOK」データベースより)
この世には、うんざりすることが多すぎる。たとえば、八月なのにやたらに涼しいとか。呼んだ覚えのない者たちが突然部屋にやってきたりとか。その連中が何を言っても出て行こうとしないこととか。あるいは、幼い頃から知っている馴染みの少女が連続殺人犯だったりとか。―そんなわけで、「杵築」が送る異常で不条理な七日間の物語が始まる…。鬼才が贈る実験作、解禁。
●感想
「涼宮ハルヒの憂鬱」で有名な谷川流の作品。
色々と考えられるところもあるんだけど、序盤の性的・観念的な話が無駄に長すぎるので、もう少しうまくまとめられたと思う。
実験的作品だというのは、何となく感じるんだけど、やっぱり明確なストーリーがないと面白くなかった。まあ1冊で完結なので読んで見るのもありだと思う。
というわけで、少女虐待物を揃えてみましたが、どれも特に衝撃を受けなかった私は壊れているのか…
まあ、どうしても現実の「女子高生コンクリート詰め殺人事件」や「北九州監禁殺人事件」に比べると、衝撃の度合いが違うので…。
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