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バカの壁 & 死の壁  (養老 孟司)
バカの壁

●解説
 2003年を代表する大ベストセラーであり、タイトルがこの年の流行語にもなった本書は、著者の独白を文章にまとめるという実験的な試みであった。「人間というものは、結局自分の脳に入ることしか理解できない」、これが著者の言うところの「バカの壁」であり、この概念を軸に戦争や犯罪、宗教、科学、教育、経済など世界を見渡し、縦横無尽に斬ったのが本書である。


●感想
 書いてあることは別に斬新でも何でもなく、当たり前のことが書いてありました。何でこんなに売れたんでしょうね?やっぱセカチューと一緒でタイトル?

「個性ゆたかな精神病患者」というのは良いirony(皮肉)だと思いましたねw
身体が個性的というのは、どうかと思いましたけど?
イチローの身体能力が高いのは確かですが、振り子打法のように試行錯誤の努力があったことは否めないのですがね。
 他にも「ホームレスは働かなくても食える理想の身分では?」などの面白い意見もいくつかありました。

 プラトンの包括する概念「イデア」や、
プログラムでは有名な、脳のモデルの「ニューラルネット」
などは大学生レベルなら充分理解できる内容なので、
巷で言われてるほど難解では無いと感じました。

 まあ頭が固い人は一度ぐらい読んでみるのもいいかもしれません。



死の壁

●解説
 ガンやSARSで騒ぐことはない。そもそも人間の死亡率は100%なのだから――。誰もが必ず通る道でありながら、目をそむけてしまう「死」の問題。死の恐怖といかに向きあうべきか。なぜ人を殺してはいけないのか。生と死の境目はどこにあるのか。イラク戦争と学園紛争の関連性とは。死にまつわるさまざまなテーマを通じて現代人が生きていくうえでの知恵を考える。『バカの壁』に続く養老孟司の新潮新書第二弾。

●感想
 「バカの壁」と内容がかぶっている所がいくつかあります。
最大の問題点もである
「第1章 なぜ人を殺してはいけないのか」では、
「人間を自然として考えてみる。つまり高度なシステムとして人間をとらえてみた場合、それに対して畏敬の念を持つべき。
 システムを壊すのはきわめて簡単、殺すのは簡単。では作ることは?
他人という取り返しのつかないシステムを壊すということは、自分も所属しているシステムの周辺を壊しているということ。」
と書いてありますが、そういう理論は様々あります。
それより、人を殺したい(システムを壊したい)人をどうしたら説得できるのか、止められるのか、ということを皆知りたいんですよね。

日本では、脳死は揉めたが、人口妊娠中絶に関しては揉めてない。
米国は逆であるというのは確かにそうである。やはり宗教の問題は大きいようだ。
「脳死移植は死ではないが、臓器移植は可能である」という結論も確かに矛盾しているようで面白い。
最後にはエリート教育について述べられているが、「人の生死などの責任や覚悟を負うのがエリート」であるというエリート論には同感した。

 日頃死について考えない人は、ぜひ読んでみてはいかが?



Comment

 秘密にする

● 
おひさしですにょ。養老さんの本は一度読んでみたいとは思ってるんですが、本人はともかく著作のタイトルがアレなんで…wって思ってるのって思考がアレな人だけなのかな?日本人の思想って世界でも特殊なんですよ。これは掘り下げてみると楽しいかも。本人の脳みそに入ってくるものがすべてだけど、その向こう側が悟りですw
Ben | URL | 2006/06/01/Thu 00:43[EDIT]
● 
会話を文章化したそうなので、読みやすいことは確か。
確かに日本人の思想は特殊だと思いますが、韓国もさらに特殊だと思いますよw
神無月 | URL | 2006/06/02/Fri 22:24[EDIT]
● 
訪問ありがとうございました。

本屋に勤めているのですが、今でも売れ続けてますよバカの壁。
さすがにタイトルが悪かったのか超バカの壁はそこまで売れてませんけどねw
ファーマン | URL | 2006/06/03/Sat 14:24[EDIT]
● 
コメントありがとうございます。

まだ売れてるんですが、凄いですね。
さすがに「超バカの壁」までは売れませんよね、何本ドジョウを求めているのやら…
神無月 | URL | 2006/06/04/Sun 14:53[EDIT]
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